このページでは、当店で販売している「あとれとわの塩」の数々のこだわりを分かりやすく解説しながら、その理由を通して塩の選び方、塩が身体に良い理由や悪い理由、あとれとわの塩が他の塩と違う理由などを知ることが出来ます。
人間が生きる上で欠かせない「塩」について今一度、深く考えてみるきっかけになれば幸いです。
あとれとわの塩は、フィリピンの塩田で収穫され、北海道の豊浦町で最低2年以上熟成されています。
あとれとわの塩は「天日結晶熟成生海塩」です。
「天日結晶熟成生海塩」とは?
「天日結晶」 100%天日のみで干した海のお塩です。
フィリピンの伝統的な塩田地帯で乾季(12月〜5月)に塩の干潮を利用し、海水を第1の畑に引き込みます。
灼熱の太陽により水分が蒸発し、塩分濃度が上がった海水を第2→第3→第4の畑へと少しづつ移していきます。
約2週間ほどかけて上記の工程を行います。
最終日の朝、塩田に移した濃度の高くなった海水が夕方には塩の結晶となり、その結晶を収穫します。
収穫した結晶にはグレードが振り分けられていきますが、最もグレードの高いお塩を厳選し、日本に輸入します。
生産の工程から選別まで全て手作業です。
この工程以降でも、火入れや洗浄などを行なっておらず、太陽の力のみを使った完全な天日塩です。
「熟成」 寒暖差が激しい北海道豊浦町で2年以上熟成します。
フィリピンで収穫された厳選塩を輸入し、北海道の豊浦町にある抗酸化塩蔵で寝かせます。
ここはとても空気が澄んでいて適度な湿度があり、冬場にはマイナス10℃を超える極寒の地です。
夏場にはお塩が空気中の水分を吸い込み、冬場にお塩の水分と一緒に塩化マグネシウム(ニガリ)が流れ出ていきます。
あとれとわの塩は、湿度と寒暖差、そして時間によって熟成させます。
この工程を最低でも2年以上繰り返します。
余分なニガリが流れるのをじっと待つと同時に、熟成が進みます。
抗酸化塩蔵での熟成期間が長くなる程に、味噌や梅干し等と同じように高級なお塩となっていきます。
「生海塩」 火入れ、濾過、洗浄をしないため微生物が生きたままの、生のお塩です。
本来の塩はそのままでミネラルバランスが整っているということが最大のポイントです。
日本では様々な銘柄の天日塩が販売されており、純国産天日塩もありますが、濾過されていてミネラルの除去がなされていたり、人工的な熱が加えられているものも少なくありません。
また、ニガリを抜くために脱水機にかけられる場合も多く、時間効率を高めてしまうことで味わいやまろやかさが失われます。
輸入再結晶天日塩の場合、輸入天日塩(多くの原産地はオーストラリアやメキシコ)を沖縄等で洗浄・平釜で加熱乾燥したものが最も多く見られます。
最終段階で加熱処理されているものが殆どです。
あとれとわの塩は、フィリピンの伝統的な塩田で収穫された天日塩を、北海道で熟成させることで余分なニガリを取り除き、生きたミネラルや微生物を含んだホンモノのお塩です。
天日結晶熟成生海塩である「あとれとわの塩」は自然の恵みと時間と人の手のみで製塩しているため、「生きた塩」なのです。
一切の加熱処理を行わず、太陽と風と時間、そして昔ながらの人間の手仕事のみで作りました。
スーパーなどで陳列されているお塩のパッケージの後ろには、原材料と製造方法や工程が記載されていますので、それを読むだけで、そのお塩がどんなものか判断することが出来ます。
健康のために知っておきたい「塩の見分け方」
塩は大きく3種類に分けられます
精製塩
海水を電気分解して、塩化ナトリウムのみを取り出したもののこと。
大量生産が可能で安価なため、広く普及しています。
ミネラルが失われ、ただしょっぱいだけの塩です。
食卓塩、食塩として販売されています。
天然塩
精製塩ではない塩のこと。
自然塩、天然塩と呼ばれますが、決まった定義はありません。
海水を天日で乾燥させたり、釜で煮詰めたりして作られます。
岩塩、湖塩などもあり、ミネラルが豊富に含まれています。
再生加工塩
上記2種類の中間的な塩のこと。
精製塩や海外の塩に海水(ニガリ)を添加することで天然塩に近いミネラルが含まれますが、ほぼ加熱処理されています。
天然塩よりも安価で手に入りやすいく、精製塩と天然塩をブレンドしたものも販売されています。
お塩のパッケージの後ろの表示内で、原料と製造方法の二か所を確認することで見分けることが出来ます。
工程の欄に「イオン膜」や「立釜」と記載されていれば、どんなに良さそうな原料を使っていても、そのお塩は「精製塩」です。
原材料名の欄にカルシウムやマグネシウム(ニガリ)、海水が添加されている表記があって、さらに工程の欄に溶解、混合などの表記がある場合は「再生加工塩」です。
また、天然塩だったとしても工程の欄に「平釜」と書かれている場合は加熱処理がされています。
平釜とは、多湿で降水量の多い環境の日本において昔ながらの作り方のひとつです。
加熱しているために微生物は死滅し、生のお塩ではなくなっています。
健康を考えるならば、天然塩がベストな選択です。
しかしその天然塩にも、工程には加熱と非加熱の違いがあるということも覚えて頂けると幸いです。
私達が海水をそのまま口に出来ない理由のひとつが、塩化マグネシウム。つまり「ニガリ」の多さです。
表記されている工程によって「ニガリ」をどの方法で分離しているのかが分かります。
その方法によって、塩に残る成分が変わってくるのです。
本来、塩は「万能薬」だった
昔から塩は万能薬として扱われ、貴重品だったことも知られています。
古代ローマでは給料が塩で支払われた時もありました。
余談ですが日本では塩の需給と価格の安定を目指し、1905年から1997年まで国が塩の流通を管理していました。
塩水でうがいすることで病気の予防になるとか、食べ物を塩漬けにすれば何年も腐らず貯蔵できたりとか、二日酔いに塩水を飲むと楽になるとか、熱中症には塩分補給が必要だとか、海水に浸かると皮膚疾患が改善するとか、胃腸を整えてくれるとか、身体のバランスを整えてくれるなど、書ききれない程のメリットが沢山あります。
しかし現代では「塩分を控えましょう」という風潮もあります。
塩は身体に良いのか?悪いのか?
このアベコベな価値観が行き違っている原因のひとつに、「精製塩と天然塩の違いが一般的にあまり認知されていない」ことが挙げられます。
精製塩は先ほどご説明した通り、高純度な「塩化ナトリウム」でありミネラルはほぼ含まれません。
ナトリウムは腎臓やその他内臓に悪影響を与えていると言われています。
塩を食べているつもりで、ただのナトリウムを食べていれば当然のように高血圧等の病気になりやすくなります。
「塩」と「ナトリウム」は違うもの、という認識を持つ事は健康への大切な一歩とも言えます。
特にコストの面から、効率重視・大量消費系での外食市場で本物の塩を食べる機会はほぼ皆無だということは想像が難しくありません。
塩は、人体の細胞の浸透圧を調整し、バランスを一定に保ってくれる働きがありますが、ミネラルが入ってこその効果なのです。
便利な今の世の中では、現代的な食生活を完全には避けられないという事実を視野に入れた上で、天然塩かつ非加熱でミネラルたっぷりの生きたお塩を選ぶことをオススメ致します。
また、ヒマラヤソルトなどで有名な岩塩は、太古の時代に海だった場所で、海の成分が長い年月をかけて化石になったため、ミネラル分は海水よりも少なくなっています。
塩には様々な種類がありますが、海に囲まれた島国に先祖代々暮らしてきた私達には、海水を原料とした天然塩が、最も身体に合っているのではないかと考えています。
塩は大地と海の結晶
生態系の守られた山々に雨が降り注ぎ、肥沃な大地から多くのミネラルが川の水と共に海に注がれます。
つまり海水とは、大地と海のハーモニーと言えます。
そして、「塩」は大地と海の凝縮された結晶なのです。
自然体こそが健康体であると考える当店では、「本来の塩はそのままでミネラルバランスが整っているということが最大のポイント」というところに大変感銘を受けており、まさに理想的な「あとれとわの塩」に絶大な自信を持っております。
販売元である鈴木さんの考え方にもとても共感しており、とても大変な手間をかけられているこのお塩から、自然に対しても、私達消費者に対しても愛情や敬意を感じずにはいられません。
原始的な作業工程にこだわり、自然を敬い、自然を愛し、自然の営みを信じて委ねる。
私達人間は、ついつい自分の生活を中心にして物事を考えがちですが、先に自然があって、その後に私達人間の社会があって、その中に家庭や個人が存在します。
自然が豊かであれば、私たちも豊かになれる。
そんな思いを胸に懐き、皆様にお届けしたいと日々願いながら活動を続けている鈴木さん達。
宮坂山脈も一緒になってご提供いたします。
こだわり/愛/自然エネルギー/極寒の気温/時間、これらのハーモニーから生まれた「あとれとわの塩」です。
ミネラルを含んだ本来の塩は、人体の体液と類似性が見られますので(数研出版、チャート式、新生物、11885、P277参照)単に調味料としてではなく、健康維持にも大きく貢献できるお塩です。
製品の特徴
天日結晶熟成生海塩は、海の結晶です。
塩は、ワインなどと同じように収穫年ごと、熟成地域ごとの違いで、味や品質が異なります。
また、場所によって海の質が違うように、同じフィリピン国内のお塩でも塩田ごとに違いがあります。
味の確認方法
単に塩をそのまま舌で味わっただけでは、なかなか見極めは難しいと思います。
お湯で割って味わって頂くと違いが一目瞭然です。
ニガリの多い塩は苦く、塩化ナトリウムの多い塩は塩味が強く感じられます。
素材だけのスープ(野菜などから出たダシだけのスープ)を2つのお椀に取り分けた後、今お使いのお塩とあとれとわの塩をそれぞれのお椀に溶かして味を比べてみて下さい。
味の違いと、自然の海のダシを楽しんで頂けます。
料理以外でのあとれとわの塩の活用法
- バスソルトとしてお風呂に入れる(追い焚き機能の無いお風呂でご使用ください)
- 味噌、梅干し、お漬物などの発酵食品に
- お浄めの際の盛り塩として
- 畑の微生物が活発になり土を肥やしてくれる働きがあるため、畑に1000倍以上に薄めて撒く(塩害にならないよう濃度にご注意ください)
- 塩うがいで免疫アップ
- 飲み水に溶かせば飲む点滴に
あとれとわの塩のお客様からの声(転載)
色々な塩を使っていましたが、甘みがありちょっと衝撃でした!料理に使うとまろやかで美味しいし、今後はあとれとわの塩に絞ろうと思っています。
体調を崩した我が息子からやっぱりあとれとわの塩が良いと連絡が。伯母までも。「みんな幸せに!」が詰まっているからなのね、と思います。ありがとうございます。
いつも身体に優しいものをありがとうございます!他の調味料をあまり使わなくなっちゃいました。あとれとわの塩で魚やお肉を頂くのが大好きです!
使ってる最中より、あとれとわの塩がなくなってみて、身体の潤い感が無くなったのに驚いた!
あとれとわの塩は不思議と愛おしさを感じちゃうのですよー!なんか、うまく表現できないけど(笑)
めちゃくちゃ美味しいです!ありがとうございます。味が濃い!旨味が凄い!とにかくこんなに美味しいお塩は初めて!良いお塩、ぜひ皆さんに味わってほしいです!
自宅で料理しない自分は薬として常備してます。二日酔いの時や免疫が落ちてると感じた時に、500mlの水に大さじ一杯のあとれとわの塩を溶かして飲んでいます。
いずれも大体1日で復活しています!とても助かっているので手放せません。
有難うございます!
※いずれもお客様個人の感想であり、効果・効用を保証するものではありません。
お願い
塩田に使われています木枠の繊維や塩田の周りに生息する植物の綿毛等も混入しております(クズと呼んでいます)
フィリピンでも輸入後も、手作業によるクズ取り作業を行なっておりますが、人工的に工場で作られた製品ではありませんので、クズの混入があることは予めご承知おきください
塩田に使われています木枠の繊維や塩田の周りに生息する植物の綿毛等も混入しております(クズと呼んでいます)
フィリピンでも輸入後も、手作業によるクズ取り作業を行なっておりますが、人工的に工場で作られた製品ではありませんので、クズの混入があることは予めご承知おきください。
注意
塩分濃度が重要になる梅干し作りや味噌作りなどにご使用される場合は、あとれとわの塩はミネラル分が多く、水分も含むため塩化ナトリウム分が78.7%とやや低めになっております。
浸透圧の必要性やカビ防止のため、レシピの分量から2割強増で計算してお使いください。